2021/05/10 20:16
「泣いてるからってあんまり抱っこばかりしていると、抱き癖がついちゃうわよ」誰かに言われたことがありませんか?
我が子の「抱っこしてほしい」という要求には、できる限りこたえてあげたいものですね。だってそれは動物としての本能ですから。
「泣くのは赤ちゃんの仕事」ではなく、メッセージです。何かを伝えようとしているのですから、それが何なのか、そっと寄り添って理解してあげたい、と思うのが自然な親心だと思います。
「抱き癖をつけない」育児は少し昔の話のような気がします。現代のような便利な家電がなかった時代のお母さんたちは、家事に大忙しでした。抱き癖をつけないというのは、抱っこをしたくてもできなかった時代の、お母さんたちの知恵だったのでしょう。
泣く子をあやす暇さえないほど忙しいお母さん。その歯がゆさを思うと、私たちはなんと豊かな時代に生きているのか、ということに気づかされます。
昔流の育児に見習うべき点はたくさんありますが、その時代時代に合った育児の仕方があると思います。また、現代は家庭環境や人の好みも様々ですから、10人いれば、10種類の子育て論があって当然です。あまり周りの声に振り回されぬよう、自由にマイペースに、自信を持って子育てしていけたら、とても素敵だと思います。
スリングを使った抱っこは本当に楽ちんで、いくらでも抱っこできちゃうくらいです。抱っこできる時に、いっぱい抱っこしてあげてくださいね。