2021/05/10 20:13
生まれてから約1ヶ月間の赤ちゃんのことを新生児と言うそうです。人生の中で一ヶ月しかない貴重な時間。大切な1ヶ月が過ぎ、新生児期を終えたら、さぁいよいよスリングデビューです。
まだ体が小さいうちは、おくるみやタオルなどでくるんでからスリングに入れると、抱っこが安定します。
さっきまで抱っこでぐっすり寝ていたのに、ベッドに降ろしたとたん、泣き始めた...なんてこと、よくありますよね。
お母さんの狭いおなかの中でクルンと丸くなって何ヶ月も過ごしてきた赤ちゃんは、大の字になって眠ることにまだ慣れていません。おなかにいた時みたいに、狭いところでクルンとなっている方が気持ちがいいのでしょう。
スリングを使った抱っこは、まさにお母さんのおなかの中にいる時の体勢を再現できます。だから起きていてもご機嫌ですし、気付いたら寝ちゃってた、なんてこともしばしば。
ぐっすり寝たかな? という頃に、そっとベッドに降ろしてみましょう。スリング抱っこからなら、着地成功まちがいなしですよ。
もし、降ろしたとたん、ふにゃふにゃと泣き始めたら、スリングの布で身体をすっぽり包んであげてみてください。赤ちゃんの身体と、ベッドの間に布をはさみ込む要領です。足は伸ばさず、あぐらをかかせるようにします。あお向けよりも横向きの方がいい場合もあります。
そしてしばらくそっと抱きしめて、トントンしてあげましょう。ママに包まれている感覚が赤ちゃんを安心させ、また寝てしまうことでしょう。
それでもまだ泣いているようなら、もう一度スリングに入れなおして抱っこしてあげてください。「ふりだしに戻る」ですが、まぁそんな日もあります。赤ちゃんとは、のんびりゆったり付き合ってあげるのが一番ですね。